昔、私の実家でのエピソード。
使い古して映りや音声が悪くなってきたテレビ、ラジオをとにかく叩く・・・すると、しばらく直った感じがする。しかし、実際には直っていない。結構、あるあるエピソード?!でしょうか?(*ジェネレーションギャップがあったらすいません 笑)
これに近い話、人の体でも。
例えば、よく見るのが、歩いている時に太ももを叩く女性。以前にも書きましたが、女性は股関節に弱点があり、股関節を守る筋肉に歪みや弱化があると支障が出易い。よって、長い距離を歩くと股関節に違和感を起こし、ジンジンしてくる。叩くと一瞬、「スッキリ感」が起こるので叩きたくなる。
しかし、これは痛みの上に別の痛み(=叩いた痛み)が来たために一時的に痛みを認識できなくなっただけ。人は1種類の痛みしか認識できないのです。
そして、一度叩いてしまうと癖になり、叩く間隔がどんどん短くなってくる。行く末は、間違い無く関節の変形。叩くたび、下写真の青丸の中心にある関節にガンガン響いているからです。
脅すつもりはありませんが、女性の場合、40代や50代で股関節を手術される方は珍しくありません。(下写真)
叩くのではなく、無理やりにスポーツなどで関節を酷使する方もいます。その際も、一瞬、血流がよくなり、スッキリ感が出るからです。しかしこれも本当には治っていない。
股関節は日常生活においての「使い方」により結構、歪みます。
・横座り
・足を組む癖
・寝方
せぼね研究室では、背骨と膝・股関節・仙腸関節などとの関係性や、日常生活の癖と疾患発生の関係性などを研究しています。歪みの見極めではどこの整体院にも負けていない自負があります。
マイカルテという小冊子をお渡しし、歪みチェックの結果を患者さんとセラピストが共有することで日常生活でやってはいけない事が分かってきます。
この事が歪み・不調の根本解決に、とても重要な要素になってきます。
名古屋 整体 股関節痛 せぼね研究室